3月 2011
24件の投稿
「オカン達の世代は、国や政治家を信用していない。
(それに対して不正を暴くマスコミや、異論を呈するスピーカーには、一定の信頼を置いている)」
「私達の世代は、誰も信用していない。
(しいて言えば、専門家とか、「自分が信頼できる人が信頼してる人」を信頼する)」
” —なぜ、オカンはデマを真に受けるのだろう - kobeniの日記
二、三日前、近所を歩いていて、キャピキャピと談笑しながら歩いている女子中学生らしき四、五人とすれちがったとき、自分でもわけのわからない激しい感情が突然襲ってきて、思わず嗚咽を漏らしそうになってびっくりした。なんか、この子たちが不憫だ、この子たちに申しわけないという気持ちが突然襲ってきたように思う。
おれ個人はずっと原発には反対だが、原発をやめさせるためになにができたわけでもない。いったいこの廃棄物をどうするつもりだ、いつか事故が起こったらこの小さな島国はどうなるのだ、と心の隅で思いつつ、平気で電気を大量に使いまくり、“原発中毒”にさせられた生活から脱却することができなかった。田代まさしや清水健太郎や酒井法子をエラそうに責められん。おれたちは、原発中毒なんだ。
まあ、そうだな、いま三十歳以上くらいの日本人は、充分に原発中毒社会を楽しんできたろう。賛成派だろうが反対派だろうが、そうだろう。反対派っつっても、電気を遮断して手回し発電機で暮らしていたわけじゃないだろう?
だからもう、おれたち年寄りはいいんだよ。おれなんざ、さんざん食品添加物を食ってきて、半年前にやめたけど、二十四年間も煙草を吸ってきたわけで、いまさらマイクロシーベルト単位の少々の放射能なんぞを怖れるのは滑稽というものだ。どのみち、原発事故があろうがなかろうが、日本人の二人に一人は癌になり、三人に一人は癌で死ぬのだ。その率が少々高くなるだけさ。おれたちはいいよ。
だけど、あのキャピキャピ女子中学生たちには、ほんとうにすまない。君たちには、いまの社会に責任はない。選挙権すらないのだ。原発中毒の怠慢で無能なおれたちが、いままでどうしようもできなかったんだ。やがて君たちを襲うであろう悪性腫瘍やら白血病やらなにやらを、できることなら老い先短い無能なおれたちが引き受けてやりたいと思うんだが、放射性物質はむしろ若い君たちのほうを効果的に襲う。原発中毒の快感を十二分に楽しんできた爺ぃ・婆ぁだけが病気になるのなら、どんなにいいだろう。
こんな日本を君らに手渡すのはまことに申しわけないが、少なくともおれたちの過ちは繰り返さないでくれ。すまん。ほんとうに、すまん。君らの子供たちに、君らがこんな負い目を感じなくてすむような日本を作ってほしいと、恥ずかしながら思う。
” —君たちにはまことに申しわけない: [間歇日記]世界Aの始末書みなさん、こんばんわ。AR三兄弟長男こと、川田十夢です。
被災されたみなさま、心よりお見舞い申し上げます。
そして今も不安の中で生活を続けている全てのみなさまのご無事を祈っております。
東北地方太平洋沖地震の影響により、明日3/13に予定されていた「YOSHIMOTO DIGITAL ×Web Designing 「チョコバナナ」mix① 千原ジュニア×AR三兄弟」のライブは中止となりました。週明け、こちらのサイトから情報が出るので、払い戻しなどの確認をよろしくお願いします。
凄惨なニュースが届く度、無力感に苛まれています。そして、僕に何かできることはなかったのか、考えています。先走る心を落ち着かせるため、僕は本を開きました。「ライト、ついてますか」という本です。この本の冒頭に、こんな一説があります。
「問題は何なのか?」
とたずねる以前にあわてて解答を作り出そうとする、持って生まれた傾向に、歯止めをかけるべきである。未熟な問題解決者は、きっと解くべき問題を定義する時間を惜しんで解答にとびつくものである。経験を積んだ問題解決者すら、社会的圧力にさらされると、この「急ぎたい」という気持ちに負ける。負けてしまえば、解答はたくさん見つかるが、それが解くべき問題の解答だという保証はない。みんなが自分の好きな解答を採用させようとして競い合い、他人の頑固さを攻撃し、違った視点もあり得るということに気付かない。
twitterやUSTREAMをはじめとしたソーシャルメディアによって、確かに我々は問題に辿りやすくなりました。が、一方で情報が錯綜し、翻弄され、デマに煽られるという事態を誘因しているのも事実です。みんながみんな、いますぐ問題解決へ向けて動き出したいのも分かります。でも今は、命に紐づく緊急性の伴う情報共有を続けながら、問題定義をする前の問題把握をするべき段階だと思います。
「最近、こんな話を聞いた。江戸の町では大火の際、逃げる道筋が決まっていたという。それは、みこしを担ぐのと同じ道。幼いころから体で覚えたルート。昔の方が、自主防災のシステムはよくできていた。」
神戸新聞 「震災を語る」小松左京インタビュー記事より
僕は、技術を技術として見せないこと、まずはそこに潜むおもしろさを共有することで、未来の余白を拡げようとする試みを続けてきました。次は、みんなが興味を持って手に持ってくれるモノが、実はちゃんとライフラインにもつながっている。そういうモノを作りたいと考えています。それにはまず、問題把握が必要だし、問題意識をともにする仲間が必要だし、問題解決へ向けて継続的に動き出ける体制作りが必要です。
不安の中で生活している人も、無力感に苛まれている人も。今は気を確かにもって、しっかり睡眠をとって、備えるべきを備えて、動くべきタイミングでしっかり動けるよう、英気を養いましょう。自分の安全をしっかり確保して足場を固めることから、次の一歩は踏み出せます。
2011年3月13日 川田十夢
” —東北地方太平洋沖地震について | ALTERNATIVE DESIGN++